ぷらちなでいず

経営コンサルタント的なお仕事をしているオッサンのライフログ。 趣味はラグナロクオンライン:breidablik鯖にて2017年6月より復帰プレイ中 復帰前はmagni→vali鯖でした。 投資:少額ながらプラチナ投資を継続して実施していたりもします。

廃業した個人事業主の確定申告作業から振り返る、ダメな自営業者が必ずやらかす致命的なポイント5つ

ALOHA~ 涼宮ぷらちです。
 
今日は経営コンサルタントならでは!の失敗事例紹介です。
経営コンサルタントと一言に申しましても実態も取り扱う業務も様々です。
私が所属する会社の場合は確定申告の時期になりますと、
事業者の確定申告をお手伝いする業務が発生します。
 
(誤解の無いように書いておきますと、
税理士資格のない人が確定申告を業務として代行することはできません。
私の場合は所属する会社に顧問税理士がいらっしゃるため、
最終的には税理士事務所の目が入ることで成立するサービスです。)
 
この時期には1日あたり数件の確定申告業務に携わることになります。
確定申告、つまり個人事業主の決算資料というものは
実は単なる数字の羅列などではなく、大変面白いものです。
 
事業主本人が口に出さずとも
1年間何を考え、何をして、どれくらい稼いだのか(or稼げず苦しかったのか)
などなど、ある程度視えてきます。
 
その精度、驚くなかれ。
プライベートでなんかあった?位までならば推測できるレベルまでいきます。
業種業態によっての特徴とかもハッキリ色分けされますね。
(税務署からの「お尋ね」等はこのデータと照合していると思われます…
というか、してます)
 
今回はそういう数多ある確定申告業務で見かけるパターンの中から
「事業がうまくいかなくて廃業する」ケースの確定申告で
典型的に見られるパターンを5つ、ご紹介します。
 

1■うまくいかない自営業者は「調べること、考えること」を他人に依存しすぎる

 
例外なく、これは該当します。
 
・自分で考えない
・面倒くさい(と感じた)ことは調べず他人に丸投げする
・環境のせいにする
 
個人事業主が事業そのものに集中していること、大変なこと、
それは十分わかります。
 
だからこそ助っ人として
経営コンサルタントや士業の事務所が存在するわけです。
 
しかし、事業を始めようと決めたのは自分じゃないですか。
自分のお店を、サービスを、どうしていきたいのかは自分で決められますよね?
(むしろ自分のことなんだから自分以外に決められません!)
ここを自分の頭で考えない人は、大抵うまくいきません。
 
誰でもわかる例として…たとえば「ふるさと納税制度」なんかが好例ですが、
「面倒そう」、って感じるところの先に、
オイシイ状況があったりします。
事業者にとってもソレ同じです。
たとえば、国や県が準備している諸々の補助金制度とかがそうですね。
 
制度を調べたり、制度が使えるかどうか確認したり
使えると該当したなら申請書はどう作ればいいのか…うん、確かに面倒。
 
でも、例えば「ものづくり補助金」なんていう制度だと
補助金が600万円だとか1000万円だとかの規模でもらえます。
こんなのサラリーマンで生きている間には絶対にありえない制度です。
 
自分の事業を取り巻く社会情勢、地域特性、市場などを
自分で調べようとしないからアンテナが働かなくなって
だんだん取り残されていきます。
 
そして、うまくいかない流れになってくると
「政府が悪い、行政が悪い、地域が悪い」
などなどの悪態をつくばかりになります。
 
でもそれ、そりゃそうなのかもしれませんけど、
何かを悪く言ったからって、
明日から売上が上がるんですかね?
 
全部を自分でやらなくてもいいんです。
まず、事業者自らが「自分の事業をどうしたいのか」
「どういう方向性のオイシイ状況を狙っていきたいのか」
位のコンセプトは
のーみそに汗かいて考え抜いていただきたいなぁって思います。
 

2■儲からない自営業者は「会計に関する書類の管理」が雑すぎる!

 
領収書を輪ゴムでくくってまとめただけ!!
みたいな状態で確定申告に来る人も意外と多いですが
このタイプはだいたい儲かっていません。
 
確定申告をうまくやれる人っていうのは
みなさんのイメージだと会計ソフトあたりを上手にフル活用して、
なんならクラウドで電子申告まで一直線!みたいな
スマートな状況を思いつくのかもしれません。
 
そりゃ、それに越したことはないのですが、そんな人は稀です。
 
儲かってるかどうかはデジタル環境の活用以前に、
書類の管理がどの程度できているかを見るとある程度わかります。
 
領収書を束ねただけ
→要するに、自分の営業実態をまるで把握していません
 
ひとまずレシートをノートには貼った
→やろうという気持ちだけは、ある笑
 
その人なりに一応集計している
→一般的な事業者の水準。事業主を名乗るならせめてここからでしょう。
 
ちゃんとした日計表や帳簿がある
→かなり丁寧なほうの事業者。儲かってる事業者が出てくるのはこの水準から
 
これよりも先の水準
(例えば租税公課を適切に処理できるとか減価償却費を自分で計算できるとか)
は個人事業主ではなかなか見かけないのが実情です。
でも私はそれでもいいと思っています。
減価償却費なんて自分で計算しなくてもPCで処理すればいいですしね。
 
自分なりに収支が把握できる、イマの営業実態が把握できる、
目標数値とのギャップが目視できる…
そんな状況にあれば、儲かる個人事業主になれるはずです。
 

3■廃業一直線の自営業者は「支払がルーズ」になる

 
そりゃそうだよなぁって話ですが笑
もうちょっと細かく見てみますよ。
 
督促状が多い…
水道光熱費あたりでよく見かける傾向です笑
1~2か月遅れで催促されるハガキが来て、ぎりぎりに支払ってます。
個人的に若い頃はこのタイプだったのでよくわかりますが(恥)
催促される時点でメンタルにダメージがかなりあります。
 
現金が手元にないからこういうことになるわけですが、
支出の予測と現金の準備、現金不足の対策ができていないことを意味します。
現金不足?ならば金融機関へ借り入れの相談と返済計画の立案ですね。
 
接待交際費が高い…
明らかに「家族関係との外食でしょ?」みたいなのの
比率が…ちょっと高いです…
後で書きますが、経費の公私混同が過ぎると
営業実態の把握ができなくなりがちです。
気持ち大きくなりすぎて実際は赤字、みたいな。
 
なんで業績良くないのにイイ肉喰ってんだよ?って
思ったりします笑
 
「領収書」1枚でまとめてある…
明細がないため、何にいくら使っているかがはっきりしない…
これ厳密には経費計上できませんけどね本当は。
こういうときは仕方ないので概算で割合を伺うことになるのですが
事業実態がわからないですよね。
 
第三者から指摘される確定申告時期まで明細がわからないって
何にどれだけ使ったかコスト分析できてないってことです。
 
日付が入り乱れている…
本当に廃業する年に、特によく見受けられるケースです。
領収書が日付順にすら並んでいないという最悪の状態です。
日々の財務管理がなされていない、
キャッシュフローが把握できていないことを如実に表しています。
 
コンビニの利用率が高い…
仕入れとかなのかな…?
ただでさえ金が無くなるといわれている「コンビニ通い」を
個人事業主がやるようになると、ほぼ例外なく、業績は悪化します。
 
コンビニ弁当やおにぎりなんかのレシートが混じってくることも多いです。
たぶん余裕がないから
食事をこれで済ませているってことなんでしょうけど
そもそも単なる食費は経費じゃないです。
 
確定申告をする際にコンビニのレシートが混じっていると黄信号
お弁当やおにぎりのレシートだと赤信号、と私は思います。
 

4■売上減少傾向が止まらない自営業者は「経費を使って税金を発生させないこと」を良しとする

 
個人事業主最大のメリット?かもしれない経費計上。
公私どちらの性格も帯びるような場面が増えるため
経費計上が認められるケースがあります。
ちなみにこれ、サラリーマンだとほとんど認められません。
(なぜならこのタイプの経費のほとんどが会社で既に経費として認められているから)
 
で、うまくいかない事業者は
この経費っていう概念をなんだか勘違いしています。
「売上から経費を使いまくって、所得税が発生しないようにしたい」
という発想です。(誤ってますからねコレ)
 
これって一人親方的な業界では特によく言われていることですけど…
本当にそうなのでしょうか?
 
難しい話は省略しますが、
所得税はじめ税制って基本的には
「事業規模に応じて適正な規模の課税をする」趣旨で制度ができています。
いわゆる累進課税ってやつです。
 
(話が複雑になるので累進課税制度の是非は置いておきます)
 
ほとんどの個人事業主にとっては、
この累進課税制度上、不利になるようなレベルでの
「圧倒的な売上」とかっていうのはなかなか珍しい状況なのです。
 
小規模事業者の規模で経費を使って営業して、
所得が1000万円台で
税制上の有利不利を問われるような圧勝っていうのは
それはよっぽど革新的なサービスか、稀代のカリスマ経営者ですよ。
 
なので、個人事業主は税金が発生するならするで、
それは事業者の状況に応じた
割と適切な額に収まることがほとんど、と私はみています。
 
つまり、税金払うくらいに売上出して、経費抑えなきゃ
生活水準も低いままですよ?!といいたいわけです。
 
公私混同が激しかったり、
どこからどこまでが経費か謎…な状態の方は
一度自分の支出をよく考えていただきたいですね。
 
経費使って確定申告の紙の上で所得を減らしたつもりが、
実態としての生活水準を落としている(けど、自己満足してる謎な状況)
なんてケースは日常茶飯事に見かけます。
 

5■運営が苦しい、苦しいって感じる自営業者は「コスト、効率化に対する意識」が薄い

 
仕入れの殆どが地元店舗、というケースは珍しくありません。
それ自体は悪くはないのですが
ちょっとアナログ過ぎ、旧時代過ぎじゃないかなと。
 
極論を言えばほとんどの品物は今だとネットで買えます。
従来地元スーパーや量販店で仕入や消耗品購入をしているでしょうけど
これをたとえば2割、意識してネットから調達すれば…
それだけでも同業他社と比較して、
その2割分はコスト面で競争力があることになります。
 
他にも通信費とか結構目立ちますね。
今だと電話の通話料だけならば
固定で3,000円/月前後だと思いますが
なぜ電話回線1つで9,000円/月前後だったりするのでしょうか。
しかも専従者の分と合わせて2回線+固定電話で20,000円/月超えてたり。
「君の事業ではスマホは絶対docomoじゃないといけないのかい?」
と言いたくなります。
 
業績が悪い個人事業主って
大抵、現金主義的過ぎ、コスト見直し無さすぎなんです。
しかもお金の流れの中でポイント等のメリットが
殆ど発生しないので
単に大きな額が右から左に行くだけになりがちです。
 
これだと、人口減少している社会では
単に客数減、機会減にしかなりません。
 
地域でのおつきあいや
生鮮など地域からしか調達できないものとかもあるので
全てをネットからにしろとかまでは言えませんが、
コストについてはちゃんと考えてみてほしいです。
 

全部ウソだろ?って思うでしょ。でも結構いますから要注意です!

 
以上、駆け足でしたが5つ特徴を挙げてみました。
なにしろ確定申告業務まっただ中の時期に思いついての走り書きなので
内容的には割と荒削りだったりもするのですが~
 
ここに書かせていただいたポイント5つはかなりヤバいです。
逆言うとやらないようにするだけでも業績はかなり変わるんじゃない?って
個人的には感じていますので
絶対に避けて欲しいなって思います。
 
それでは、MAHALO~♪